みなさんこんにちは、表参道ボットーネです。
11月も半ばに入り、一気に冬めいた気候になりましたね。
サロンにご来店されるお客様の服装がどんどん冬仕様になっていくのを見ることと、表参道のイルミネーションがライトアップの準備を始めるとようやく冬が来たんだな、というスイッチが入ります。
さて、今回は『新郎タキシードの小物選び』について解説いたします。
結婚式場との打ち合わせが始まって「いよいよ衣装選びが始まる、、、!」という方やこれからウエディングドレスや新郎タキシードの試着を始める方、新郎タキシードをどう選べばいいか分からない…とお悩みの方は、是非参考してみてくださいね。
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新郎タキシードに合わせる小物
新郎タキシードに合わせる小物は、タキシードのスタイルによって5〜6個の小物が必要になります。
実はこの小物選びは新郎タキシードの着こなしを大きく左右するポイントでもあり、『当日準備が足りなかった、、、』では大切な挙式が台無しになってしまうかもしれません。
非常に細かい部分ですが、それぞれどんなアイテムなのかを見ていきましょう。
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華やかさを演出する蝶ネクタイ
まずは何と言ってもタキシード を着る上では『蝶ネクタイ』が必須です。
スーツを着るときにつける普通のネクタイではなく、この蝶ネクタイをつけることがタキシードのアイコンであり、特別感を演出する大きな役割を果たします。
蝶ネクタイにも種類があって、『手結びタイプ』と『ホックタイプ』の二つがあります。
『手結びタイプ』は文字通り自分で結ぶ必要がある蝶ネクタイで、『ホックタイプ』は首の後ろでホックを留めてつけるのですが、この二つを比べると『手結びタイプ』の方が立体的でボリュームがあり、首元が非常に華やかな雰囲気になります。
『手結びタイプ』の蝶ネクタイは結べるようになるまで少し練習が必要ですが、コツさえ掴んでしまえば意外と簡単に結ぶことができます。
小物選びの中でも蝶ネクタイは一番こだわりたい部分で、結んでいる姿も絵になりますのでボットーネではほとんどのお客様に『手結びタイプ』をオススメしています。
影の立役者はサスペンダー
続いては『サスペンダー』について。
スーツを着る時はパンツには必ずベルトを使いますが、タキシードを着る時はベルトは絶対につけず、代わりにこの『サスペンダー』を使います。
というのも、本来タキシードのパンツにはベルトループがついておらず、そもそもベルトをするという考えがありません。
オーダーなのでパンツのウエストはジャストサイズでお仕立てしますが、このサスペンダーをつけることでパンツが変に下がってしまうこともなく、むしろシルエットをより綺麗に見せることができる優れものなのです。
ボットーネではオーダーしたタキシードを挙式後にスーツにリメイクすることができるので、実際にはベルトループはつけてお仕立てすることが多いですが、挙式時にはサスペンダーをつけるということを覚えておきましょう。
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品格を表すカフリンクス
新郎タキシードを着る時はフォーマルシャツを着るのが基本です。
フォーマルシャツの袖は折り返しのダブルカフス仕様になっていることが多く、ボタンもついていないので必ずカフリンクスを使って袖口を留めるようになっています。
タキシードにはオニキスという黒い鉱石を使ったカフリンクスを合わせ、これがまた華やかな雰囲気が出てタキシードの着こなしを洗練させます。
そもそもなぜカフリンクスをするのかというと、シャツは本来下着という考え方があってその『下着のボタンを見せないようにする』という紳士の身だしなみにおけるマナーからきています。
カフリンクスにも種類があって、昔はサファイヤやエメラルドなど本当の宝石を使っていましたが、現代ではタキシードにはオニキス、フロックコートには白蝶貝を使ったカフリンクスを使います。
実際にタキシードを着ていてカフリンクスが周りのゲストに見えることはほとんどありませんが、見えない部分にまで気を遣うことが素敵な着こなしの第一歩なのです。
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胸元を彩るポケットチーフ
意外と忘れられてしまいがちなのですが、新郎タキシードにはポケットチーフも必要です。
実際に挙式当日、新郎は胸にブートニアを挿し、胸ポケットにはポケットチーフも入れて装います。
様々な色柄のポケッチーフがありますが、新郎タキシードにはポケットチーフは基本は白無地で、シルクもしくはリネン素材を用意しておきましょう。
ポケットチーフの挿し方にもいくつかの種類があって、フォーマルシーンにピッタリの挿し方がこの「スリーピークス」。
スリーピークスとは3つの山という意味で、四角形のポケットチーフを三角に折り、その頂点を少しずつズラして重ね合わるたたたみ方です。
ポケットチーフの挿し方の中でもフォーマル度が高く、エレガントな印象を与えることができます。
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憧れのカマーバンド
タキシード着用時にベストがない場合はこの『カマーバンド』が必要になります。
カマーバンドは腹巻のようなお腹に巻くアイテムなので、これってフォーマルなの?と思うかもしれませんが、歴としたフォーマルアイテム。
映画007のダニエルクレイグやハリウッドスターのような着こなしをしたい方には特に人気で、カマーバンドは足長効果もあってスマートに見えます。
カマーバンドの色もやはり基本は黒で、どんなタキシードにも合わせることができます。
タキシードの教科書的に言えばベストの方がフォーマル度は高く、カマーバンドの場合は基本的にジャケットを脱ぐのはNG。
カマーバンドスタイルはジャケットを着ていてこそ、そのカッコよさを発揮するアイテムです。
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紳士のグローブ
最後のアイテムが『グローブ』です。
タキシードを着た新郎が右手にグローブを持っているのを見たことがないでしょうか?
手に嵌めるでもなく、そっと右手に持つグローブは古来の男性が持っていた剣の代わりで『新婦を守る白い剣』という説があったりもします。
ただ、本来このグローブはフロックコート着用時に身につけるアイテムで、タキシードには必要ないのですが、ほとんどの結婚式場ではタキシードにも用意するように言われますので覚えておきましょう。
今回ご紹介したアイテムが自分にとって全て必要かどうかは、タキシードのスタイルによって異なりますので小物選びの参考にしてみてくださいね。