結婚式の日程と会場が決まったら、どんなイメージの挙式にしよう？テーマは？衣装は？と色々なことを考え始めると思います。

衣装を選ぶ選択肢としては「オーダー」と「レンタル」の2つが一般的ですが、

①どこのお店が自分たちに合うのかリサーチして、

②候補のお店が見つかれば「実際に行ってみよう！」と足を運びますよね。

衣装選びで初めてお店にいくのは誰もが緊張するもの。

それがオーダー店の場合で、過去スーツなどオーダーで服を仕立てたことがない方にとっては特に敷居が高く見えたり、入りづらいように感じてしまうこともあるでしょう。

そもそも、どんな流れでお打ち合わせをするのか分からない、という方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、「どういった流れでお打ち合わせを進めていくのか」「お打ち合わせの前にしておくと良い準備」についてお伝えできればと思います。

初めての新郎衣装選び、少しでも気持ちが楽になるような内容ですので、参考にしてくださいね。

 

服を仕立てるということは…

まず初めに、「オーダーで服を仕立てる」とは、どういうことでしょうか？

言い換えると、オーダーで服を仕立てるということは『形ないものをゼロから作り上げる』ということです。

既製服やレンタルの衣装とは決定的に異なるポイントで、いかに作りたいタキシードのイメージを膨らませるかが重要になります。

いくつかある選択肢の中から選べばいいわけではないんですね。

だから難しいイメージを持たれてしまうのだと思います。

お打ち合わせを進めていく中で、様々な生地を見て触れていただき、時にはサンプルのタキシードを羽織り、「これだ！」という生地を最終的にお選びいただきます。

オーダーというのは、基本的には初めからそこに物があるのではありませんので、私達コンシェルジュとお客様との二人三脚でまずはイメージから作り上げていくのです。

 

まずはヒヤリングから始まる

まず初めに簡単なヒアリングシートをご記入いただき、それを元にコンシェルジュから細かく質問をさせていただきます。

おおよその形や色味のイメージがある、

既にタキシードを羽織った事がある、

という方はそれを踏まえてお打ち合わせを進めていきますが、オーダー自体が初めての方はまだイメージもあまりなく羽織ったこともないケースが多い傾向にあります。

そんな場合には、

●式場の雰囲気から見れば、こんなタキシード良さそう

●逆に嫌いな感じとかありますか？

など、視点を変えてお話させていただきながら、少しづつイメージを膨らませていきます。

話をしているうちに徐々に方向性が見えてきますので、初めてオーダーをする方、タキシードをオーダーするのは初めての方も安心してご来店くださいね。

 

サンプルを羽織ってみる

「タキシードのイメージが湧いていない、、、」という方もご安心ください。

ボットーネではこれまでにお仕立てをさせていただいたお客様のタキシードのお写真を豊富にストックしており、また実際に羽織ったりお身体に当てることの出来るタキシードのサンプルも一部ご用意しております。

フォーマルなブラックタキシードから、色鮮やかなブルータキシードまでご用意がありますので、そこからひとつひとつ形やお色味のイメージを膨らませることができます。

あくまでサンプルですので、サイズ感はピッタリとはいきませんが、実際に見て触れるていただくことで、ご結婚式当日に出来る限り近いイメージを持つことが可能なのです。

もちろんサンプルとしてご用意しているタキシードと同じ生地でお仕立てをすることもできます。

実際に羽織ったタキシードを気に入っていただき、「これと同じ生地がいい！」と決める方も多いですよ。

タキシードを試着する流れとしては、例えばネイビー系のタキシードがいいな、というお客様の場合には「どのくらいの明るさのネイビーが良いか」を少しずつ深堀りをしていきます。

ネイビーと言っても、黒に見えてしまうくらい深い紺から、色鮮やかな明るいネイビーまで幅広くありますので、同じネイビーの仲間でも着てみると結構な違いがあります。

また、頭の中で描いているタキシードも、着てみるとちょっとイメージと違うな…ということもしばしば。

こちらは室内で撮影した落ち着いたお色味のネイビータキシードで、非常に引き締まって見えますね。

こういったネイビー系のお色味は昼と夜、屋外と室内で色の見え方が異なる場合があります。

オーダーで服をお仕立てをしたことがある方はある程度イメージがしやすいのですが、初めてオーダーをする方からすれば、色の見え方が変わるなんてさっぱり分かりませんよね。

そんな時はサロンの外に出て、太陽の光の下でどのように見えるのか、確認をすることで色の見え方を見極めることができます。

こういったネイビー系のお色味は特に光の加減によってこれだけ見え方が変わってきますので、結婚式場がどのくらい光が入るのかも、確認しておくと良いかもしれません。

 

オーダーの醍醐味である『生地選び』

多くのオーダーのお店では、生地はこのようなバンチという小さな生地見本からお選びいただきます。

これまでの工程でタキシードの方向性が決まったら、今度は肝となる「生地選び」です。

タキシードは日ごろから着ているスーツとは形も全然違いますし、この小さな生地から、これから仕立てるタキシードをイメージするのは簡単なことではありません。

サンプルとしてご用意しているタキシードと同じ生地もご用意しておりますが、サンプルにはない細かい色味については生地ブックから見ていきます。

例えば先ほどのネイビー系の生地は、本当に幅広く種類があり、わずかな違いをじっくり考えて選んでいくのです。

これが仕立て服の醍醐味のひとつであり、最も難しく、頭を悩ませることになります…。

でも、それが楽しい！

ご夫婦でいらした方は、「こっちじゃない？」「それは明るすぎだよ！」と楽しく選んでいただいています。

ボットーネでは、イタリア、イギリス、フランス、各国の生地を豊富に揃えておりますのでたくさんの選択肢の中からお選びいただけます。

各国の生地にはそれぞれ特徴があり、お客様のお好みのエッセンスも織り交ぜながら、どのような方向性でタキシードの仕立てを進めていくかによってご提案する生地も変わってきます。

ご結婚式の雰囲気に合わせて華やかに見せたいというご要望があれば、光沢のある生地は有力な候補に挙げられますし、明るい綺麗なネイビーがいいというご要望であれば、発色の良い鮮やかな色味が得意なメーカーの生地をお出しします。

お客様は目に見える部分を、コンシェルジュは目に見えない奥深い部分をセレクトしていくのです。

 

フィッティングは腕の見せ所

タキシードのイメージも固まり、この生地で仕立てたい！というところまで決まったお客様は、正式にオーダーをいただければそのまま採寸・フィッティングへ。

お客様も求めるシルエットをしっかり確認しながら、理想のタキシードを仕立てていきます。

もちろんご来店いただいたその日に必ずしもオーダーをしなくてはならない、という訳ではありませんので、一度お持ち帰りいただいてじっくりご検討いただいても構いません。

お持ち帰りいただいたのち、改めて次のお打ち合わせの機会をいただいた際には、前回のお打ち合わせをもとにイメージの再確認から…という流れになります。

初回のお打ち合わせではおおよそ1時間から1時間半程度、仮に採寸まで含めたとすれば、トータル約2時間のお打ち合わせです。

採寸・フィッティングにもこだわりが詰まっておりますが、これはまた次のフェーズなので割愛いたします。

 

打ち合わせの前にしておくと良い準備

お打ち合わせをするにあたって、特別何かご準備をしていただく必要はないのですが、

あらかじめ、少しでも仕立てたいタキシードの形や色がのイメージが頭にある方がスムーズにお話しすることができます。

ここでのイメージは、決して具体的である必要はなく、

「なんとなく青っぽいのがいいな」

「ハリウッド俳優のようなカッコイイ感じ」

「会場の雰囲気に合うような…」

こんな感じで大丈夫です。

最近はインスタグラムでタキシードし、ボットーネのインスタグラムを見てお越しいただくお客様も増えてきました。

インスタの写真であれば、一発でイメージの共有が出来ますので、遠慮なく教えてください。

 

オーダーの流れまとめ

いかがでしょうか？

初めてのオーダー、初めての新郎衣装選びについて少しでもご来店前にお打ち合わせのイメージができるよう解説させていただきました。

一生に一度の大切なご結婚式に向けてご希望に沿う形で最適なご案内、ご提案をさせていただきますので、お気軽にコンシェルジュまでご相談くださいませ。

ボットーネでは、ご結婚式に向けて30分のオンライン無料相談も行なっております。

・まずは簡単に話を聞いてみたい！

・少しだけオーダータキシードに興味がある…。

そんな方に気軽にオンラインでお話しさせていただき、これからのタキシード選びのお役に立てればと思っております。

こちらは枠に限りもありますので、ご希望の方はお早めにお問い合わせくださいね。